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パラオ在住者、元在住者、パラオ関係のお仕事の人、パラオを愛する人々によるパラ×パラオリジナルコラム

が初めてパラオを訪れたのは今から18年前。ダイビングの免許を取るためにやって来ました。初めての海外旅行、しかも一人旅。1週間の滞在で毎日海に潜り、その美しい自然と沢山のお魚たちに囲まれる心地良さに、たちまちダイビングとパラオが大好きになってしまいました。

いつかパラオで暮らしたいと思いながら毎年パラオに通い、そしてパラオ人の夫と結婚して 5年ほど日本で暮らしていました。そしてそろそろパラオへ帰りましょう、と言う事になり去年の6月に移住して来ました。

当初は夫の実家の上に建て増しをして2世帯住宅のようにしようという計画でしたが、建物の高さ制限があってダメでした。 急きょ家を探し、中心地コロールから車で30分くらいのアイライ州の分譲住宅に住むこととなりました。

パラオの習慣では引っ越しは満月の日でないといけない(日本の結婚式は大安の日の様なものらしい)ので、7月の満月の日から新しい家での生活が始まりました。まだ両隣は越して来ておらず、ハス向かいに教会がある他は何も無く広い土地にポツンと小さな我が家が建っていました。

我が家の間取りは2ベッドルーム、ダイニングキッチン、リビング、シャワー トイレ。2LDKといったところでしょうか。バスタブはありません。パラオの殆どの家はそうだと思います。日本で暮らしていた時に夫はお風呂をとても熱がったので、一度ぬるめのお湯にしたら「気持ちいいね〜」と入ったのですが、ノボセてしまいそれ以来冬でもシャワーでした。だからこれでもいいのですね。

家の中に入り驚いたことには付属品が全く付いていないこと。キッチンにはキャビネットがありますが、その他はカーテンレールも、トイレットペーパーホルダーも、タオル掛けもシャワーカーテンも、物入れすら無い状態でした。仕方ないのでひとつずつ自分達で付けていきました。日本から送った家財道具や台所用品などもまだ届かないので、TVもラジオも無いとてもとてもシンプルな生活。でも夜に外へ出てみると満天の星が見られます。星座なんて分からないほどに沢山のキラキラした星を見上げているだけでパラオに来て良かったと思うのでした。

 最初の数カ月は仕事もしていなかったのでパラオに住んでいるという実感が無く、長い長い夏休みのような感じがしていました。洗濯を終えてテラスのベンチでボーッとしていると、バナナやココナッツの葉がサワサワと風で揺れる音が心地よく、遠くでニワトリの鳴き声が聞こえて、いつの間にやらウトウトとしてしまうのでした。まさしく楽園。何も無いけど贅沢な日々ですね。

最近、家の正面にはハイビスカスの苗を植えました、30センチ位だったのが今はずいぶんと大きくなって色とりどりの花を咲かせています。庭にはフルーツの苗を植えました。グアバ、レモン、パイナップル、サウサップ、そしてアボカド。まだまだ実は成りそうにありませんが、いつか食べられる日がくるのを楽しみにしています。

 こんな感じで念願のパラオ生活もあっという間に1年が過ぎましたが、今は仕事を通して沢山の方とも出会えて益々楽しい日々を送っています。皆さまとも是非このパラオでお会いしたいものですね。

伊井淳教

NORIKO Y.IECHAD
2006年6月にパラオへ移住 現在はDFSパラオに勤務



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