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パラオ在住者、元在住者、パラオ関係のお仕事の人、パラオを愛する人々によるパラ×パラオリジナルコラム

会に恵まれ、ヘリコプターツアーに(無料で)連れて行ってもらいました。空中からの景観でこれほど感動したのはナスカの地上絵以来です。

 ご存知のように、パラオ出入国の際のフライトはほとんどが夜間に離着陸するため、なかなか飛行機の窓からパラオを見下ろすことが出来ません。ロックアイランドへのツアーもみんなボートでの移動。シラオネッタイチョウやフルーツバットが空高く気持ちよさそうに飛んでいるのを見るたび、あの視点を持ち得たいとずっとずっと思っていました。

 いざ、ヘリコプターに搭乗。肩とウエストを固定するシートベルトとヘッドフォンを付けたら、フラッと飛び立ちました。拍子抜けするほど、あっさりと。ぐんぐん高度を上げていきます。おとなしくしている分には安全なのですが、ちょっと身を乗り出すと強風に息もつけません。カメラを構えた腕も震えてしまいます。サンダルだって、もうちょっとで海に落ちそうでした。ヘッドフォンが少しズレた途端、ものすごいプロペラ音に脳がやられそうになります。人間が空を飛ぶのは鳥のように優雅にはいかないものなのね、などと思いつつ、あわててヘッドセットの位置をなおす自分。その間も、視線は風景に釘付けです。

 乳白色の温泉のようなミルキーウェイを通過し、まもなくするとジェリーフィッシュレイクです。輝く湖面に、見えるものですね、クラゲのそれぞれの固体がオレンジ色にキラキラ揺れています。ジャーマンチャンネルの全体像をばっちりとらえたあと、前方には、憧れの保護区、セブンティアイランズ。モコモコした、一つ一つが生き物のようなやわらかい線をもつ緑豊かな島々。絶対に人の手で汚してはならないと決意させる幻想的な風景です。

 とどめは復路、わりとマラカル島近くまで戻ってきたとき。パイロットがマイクで何かを伝えてきました。ヘッドフォンから聞こえる言葉を把握するより早く、目が、ジュゴンの親子をとらえてました。大きさが全く違う二頭が、並んでゆうゆうと海を泳いでいます。まぶしい太陽の光と海の輝きの反射で見えなくなるまで、本当に目がはなせませんでした。

 そして、わがパラオパシフィックリゾートに帰還。空から見るリゾートは、なんだかとても愛しく感じられます。宇宙船から青い地球を眺めた人たちも、きっと同じような気持ちを抱いたんだろうな、と思いました。もし、世界中の人が同じように外から地球を眺めることができたら、きっと、戦争なんてもう二度と起こらないんじゃないでしょうか。

 海と陸のアトラクション満載のパラオ。空からのアプローチも素敵ですよ。パラオがもっと好きになること間違いなし! ちょっとお値段が高いですが・・・。ホントは入国時のフライトでこの景色を見ることができたら、訪パの感動も倍増なんですけどね。そうなったらヘリツアー会社の商売は上がったりですが、それ以外はみんなハッピー。パラオ政府、検討してくれないものでしょうか???



渡辺 康太郎

村谷明子(ムラタニアキコ)
パラオ在住暦もうすぐ2年。
パラオパシフィックリゾートのゲストサービス担当



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