オリジナルコラム
nicedaytour
執筆者: 小松 真由美
vol.128 楽園パラオ
12801.jpg時が経つのは早いもので、パラオから日本へ帰国し、はや半年が経とうとしています。
しばらくは実感がわかずにいましたが、日本がだんだんと寒くなるにつれ、通年夏の暑いパラオが恋しい今日この頃です。日本へ帰国しパラオの生活を振り返ってみて、やはり思うことは「パラオって本当に素敵なところだなぁ。」ということです。
ですが・・・実はこんな事を思えるようになるとは、パラオへ初めて訪れた当初は思いもしませんでした。

2004年7月、ダイバーでもない私は、パラオという国の名前も場所もあまり良く分からず、『南国=パラダイス!!』という、若さゆえの?まったく頭の弱い考えから、若さゆえの?ノリと勢いだけを持ってやってきました。
そんな安易な考えでやってきた私がパラオについて最初に抱いた感想とは、正直に申しますと・・・「ゲ!!何も無いじゃないか!!」というものでした。無い無いと聞いてはいましたが、自分の想像よりはるかに色んな物と事が無い!(※今ではそんな事は思っておりません。)
12802.jpg何でもある日本の、色んな物と事に囲まれ、なに不自由なく暮らしてきた私が、このパラオという国でいったい生活が出来るのだろうか??実際最初の頃はこんな不安と不満を抱え、パラオの長い夜、日々自分と闘っていた事を覚えています。
でも、そんな私がパラオを素敵だと思えるようになったのは、パラオと言えば!の海と、緑豊かな自然、パラオだからこそのこの環境でした。ひとたび透き通ったコバルトブルーの温かな海に入ると、そこには原色でカラフルなお魚に、美味しそうな魚達。
大きな海のゆりかごに体をあずけ揺れてみると、太陽と海に温かく包まれているのを体全体で感じることが出来るし、またジャングルの凸凹道で空を仰げば、南洋多種の鳥たち。何種類もの緑。雨季の雨と風、雨上がりの虹に、満天の星。ささやぐ声に、草花の香り。
まさに五感のフル活用!!それらを感じるだけで本当に気持ち良く、こんなに簡単に幸せと思えるのに、今まで自分にどれほど余分なものが付いていたのか、気づかされる思いでした。
12803.jpg何が無くてもこんなに綺麗な海がある。豊かな自然がある。そんな環境に身を置くことが出来て、私はなんて幸せ者なんだ!色んな物、事が無いからこそ、自然を自然に楽しむことが出来るし、想像する力が湧いてくる。楽しむ心、感じる気持ちがシンプルなものになる。それってとっても素晴らしい!これは私がパラオに生活し、パラオの国から、人々から、たくさん教えてもらった大切なことの一つです。

この場をお借りしてパラオの国と、パラオを通して出会ったすべての方々に感謝の気持ちを伝えさせてください。
「ありがとうございました!!」

パラオの魅力を伝えるコラムのはずが、なんだか個人的な感想文の様になってしまいましたが、とにかく皆さんにお伝えしたいこと、それは『やっぱり!パラオ=パラダイス』という事です!!
そして最後にパラオでの私のお仕事は、皆さんがパラオで遊び疲れた体や肌を癒すお手伝いをすることでしたので、これからパラオ旅行をご計画されている方々へ一言。パラオの紫外線は本当に強いんです。自然と戯れるのも日焼け止めは必至!自然に優しく!自分にも優しく!!おもいっきり楽園パラオを楽しんでくださいね♪♪♪
(記:09/11/11)

小松真由美

小松真由美 (こまつ まゆみ)

元パラオ在住

vol.69 FLY FREE

う1年ほど前になりますが、雨季の真っ只中、自宅のアパート、そのベランダに出した植木に、小さな野鳥が巣づくりをはじめました。黒茶ベースの身体に赤いラインの入ったかわいい小鳥です。
パラオの図鑑で調べてみると、名前をMicronesian Honyeater(ミクロネシアン ハニーイーター)“ミツスイ”と言うらしいのですが、どうやらこの小鳥はあまり警戒心が強くないようで、どんな草木にも巣をつくる、パラオでは結構多く見られる種のようです。それでも実際うちの植木といえば、背丈は1m程度、幹は直径1cmたらず、葉はねじれて長細い。確かに細い体1つでしっかりと体を支え踏ん張ってはいますが、何とも心許ない木なのです。
ちょっと強い風が一吹きすれば、その体を前後左右に大きく揺らし、すぐに倒れてしまいそうなこの植物に巣を作るとは…。それに、いくら警戒心が無いといっても、巣をつくっているのは玄関の横。私も自分の巣に戻りたいので、嫌でも横を通り、きしむドアを開けて中に入らねばなりません。それでも、そんな私の心配をよそに、ピーピー!!なんて鳴きもせず、横目でチラッ。それだけです。さすが南国パラオ育ち!『ダイジョ???ブ!』と目だけで応えているようです。

巣が完成するとそこにはウズラの卵よりもさらに小さな卵が2つ。私がたんに見掛けないだけなのか、はたまたパラオの気候のせいなのか、日中は温めている姿を見たことが無いのですが、夜には毎晩卵を温める、可愛い親鳥の姿を観察する事が出来ました。しかしいくら巣の真上から、近距離で無遠慮に覗いてみても、ピクリとも動きません。というか、寝ています??さすがに写真をパシャパシャ撮っていると、少し顔を上げてくれましたが、『何よ?』と気だるそうに見る程度。終いには台風の強い風や、野良猫の徘徊に気を揉んでいるのは私一人だけの様でした。本当におおらかな国風なのだと、色々な意味で自然の厳しさの上をいく、母の強さに一人感嘆したりして。それから何日か経ち、無事に2羽のヒナが孵ると、甲斐甲斐しくエサを運ぶ親鳥の姿、それを待つヒナ鳥の鳴き声に、なんとも言えぬ愛おしさを覚え、いつか巣立つ。その日がくるのを心から楽しみにするようになりました。しかし、巣立ちの日はそんなに遠くはありませんでした。気が付けば巣はもぬけのから。いつの間にやら飛行訓練も済ませ、旅立ってしまっていたのです。(図鑑によると卵を産み、温め、孵化するまでは2週間で、その後の成長はとても早いのだそうです。)

巣立ちの瞬間を見届ける事は出来ませんでしたが、今でも時折見上げる、このパラオの空を、元気良く飛びまわっているのだと、いつかまた会えると良いなと、思っています。 そしてパラオには、ミツスイの他にも様々な種の野鳥が生息しています。空を見上げれば自由に飛びかう、色とりどりの野鳥達の姿を見ることが出来るでしょう。時には、その鳥になった気分で目を閉じ瞑想!!リラックスが必要な時には、パラオの風を感じ、大空を自由に飛びまわってみませんか?! FLY FREE !!!

 

小松真由美

小松真由美 (こまつ まゆみ)

エステティックサロン クール・エ・コール
URL; http://www.aquamagicpalau.com/coeur.html

 

vol.39 パラオのエステ、スパ事情

ステとスパって違うんですよね?っとよく訊かれる事があります。確かに、違うといえば違うし、でも内容的に同じものもあるのでどう応えるべきでしょうか、、、 よく言われるスパの定義とは・・・【温浴や、水を使って美と健康を提供する総合施設】をいいます。またエステと聞くと肌の事のみを思いがちですが、現在の一般的なエステティックの定義とは・・・【肌表面だけでなく、自然の力と手の温もりでリラックスさせ、体の中から健康的な美を呼び覚ますetcノ(弊社定義参考)】です。行なう方法、使うものの違いはあるにせよ、目的はどちらも同じ【美と健康】なのです!

パラオでは今、美や健康を扱う施設が、弊社クール・エ・コールを始めとし、パシフィックリゾート、ロイヤルリゾート内のマンダラスパ。アイライビューホテルのスパ。他にも中国人やフィリピン人が経営する美容室やマッサージも何軒かあります。 パラオに何を目的でやって来るかは人それぞれで、ダイビングやカヤックなどアクティブに行動される方、リゾートホテルでのんびり滞在される方、またはイルカで癒され、クラゲの湖、ミルキーウェイ、滝など、パラオの神秘的な場所を訪れるのが目的でやって来られる方もいます。でも当たり前かもしれませんが、パラオにわざわざエステやスパを目的としてくる方はほとんどいません。(本場ミルキーウェイの湖へは別ですが、)そんな脇役的存在ではありますが、ここ最近そんな施設が増えてきているのもまた事実なのです。

ただ、パラオの美容法はあまり知られておらず、というのも、パラオの方はもともと基礎化粧などの習慣はない様で、しいてあげるならば寒い時や肌荒れの時にココナッツオイルを使用したり、こちらは治療法と言った方が正しいかもしれませんが、パラオの伝統儀式で知られるベイビーシャワーなど、パラオナチュラルメディスン(要はハーブです)を使用した湿布や蒸し風呂などが今でも行なわれているようです。ちなみにベイビーシャワーとは、パラオの女性が第一子を出産した後、お腹のストレッチマークや、産後の肥立ちを良くする為に行なわれていました。

このように、これぞパラオ式!というものはありませんが、バリ式、タイ式等それぞれのコンセプトのもと、様々な癒しのサービスを提供しています。 こちらの選び方も、コースの内容・料金・雰囲気・便利・安心など、様々ですし、今なら情報はホームページで簡単に手に入ります。到着後はホテル内にあるパンフレットや現地ツアー会社の方が、ご要望に合う所を親切に教えてくれると思います。でも、もしかしたら海の見えるカフェバーで、ビール片手にマッタリとするのが何よりの美と健康の方法(これもまさしくスパ!!)だという方もいるかもしれませんし、パラオに来ただけで癒される(パラオ旅行=癒しの旅)という方もいるかもしれません。でもそんな方にも是非!!これからのパラオ旅行のプラスαとして、遊び疲れた身体のリセットや肌のケアに、こういった施設を、どんどん活用して頂けたらと思います。 どうぞ、御試用美(ゴショウミ)アレ・・・・・??



 

渡辺 康太郎

小松真由美 (こまつ まゆみ)

エステティックサロン
クール・エ・コール
URL; http://www.aquamagicpalau.com/coeur.html

 

vol.15 パワースポット

パワースポット

様はじめまして、パラオでエステティシャンをしております小松と申します。どうぞ宜しくお願い致します。
何を書いたら・・・??っと迷ったあげく、とても個人的な休日のことを書かせて頂こうと思います。
私の休日の大半は、波を求め、マルキョク(バベルダオブ)へ車を走らせる事から始まります。波乗り?エステティシャンなのに??(とっても言い訳ですが…日焼け前後のケアは人一倍しているつもりです!!!そしてメラニンの生成も人一倍・・・。ビフォー&アフターケアは念入りにしましょう!まずは日焼け対策が1番!そしてその後は、日焼け止めをきれいに落とし、鎮静と、保湿が大事です!!!)
さてそんな中?風の無い時間を狙い、日の出前に出発する事も少なくありません。そして海へと続く行き帰りの、この道のりがたまらなく素晴らしいのです!

早朝、皆がまだ寝静まる暗い道を東へと進んでいくと、民家も後方へと遠ざかり、目の前には南国の木々、マングローブの林、緑豊かな自然が広がっていきます。まだ黒い影のような森には朝靄がかかり、夜露にしめる冷たい冷気で外は肌寒く、そのピリッと、冷えた空気が寝起きの頭を気持ちよく目覚めさせてくれます。そして朝日が登り始め、辺りが明るくなりだすと、まだ夜露に濡れた緑の葉が、朝の光を受けキラキラと輝き、空気が緩んだような、やさしい景色に色を変えていきます。もちろん毎回お天気が良いわけではないですが、とくにパラオは雨も多いので、雲に覆われ薄暗い朝もあります。雨は雨で、全てを洗い流してくれているハズ!それでもずっと降り続くことは少なく、そんな時は雨上がりの虹が顔を出したりし、そんな風景もまた、心を清々しく、ゆるやかにしてくれます。
海から上がるともう日は高く、快晴時の日中はとにかく暑い!どのくらい暑いかと言うと、焼けたアスファルトに放水車が水を撒きながら進んだ道には湯気が立ち上り、たちまち蒸発してしまうほどです。余談ですが、日向に置かれた車も当然温度を上げ、車内は蒸し風呂状態、だけど海上がりの冷えた身体には、ぬるま湯に浸かっているような気持ち良さがあり、これまた何とも言えません。夏風邪には大変効果的です。(個人調べ!)

さて帰り道、行き交う車も少なく、たまに車を止め外へ出ると、両脇の木々が天然の木陰を作り、抜け出た風は木々の湿ったにおいを含み生ぬるく、潮が引いたマングローブのぬかるみには、赤いかわいい小さなシオマネキが、穴からヒョコヒョコと顔を出したり、隠れたり、緑の木々や、草花は色んな色と形で目や鼻を楽しませてくれます。耳を澄ますと木々のざわめき、虫や鳥の声。写真には納めきれない情景で、五感が研ぎ澄まされていくようです。
すると今度は、この森で色んな命が生まれ、そして朽ち、また次の命へと。その命は海へもつながり、そして自分にもつながっていく。全ては自然の大きなサイクルでつながっているんだなぁ。など、普段はこんなにロマンティストではありませんが、この豊かな自然に包まれていると、ただただ圧倒され、凝り固まった心がジワジワと溶けてしまうようです。何の変哲も無い緑の道ではありますが、私はこの道にある種のパワーを感じてしまうのです。何も無いからこそ味わえる、素朴な喜び、癒しのパワースポットが、ここパラオにはまだまだいくつも点在するのだろう。っと、そんな個人的な癒しを求め、旅をするのも如何なものでしょうか?

小松真由美

小松真由美 (こまつ まゆみ)

エステティックサロン
クール・エ・コール 
URL; http://www.aquamagicpalau.com/coeur.html