オリジナルコラム
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執筆者: キョウコ エメシオール
vol.65 ナチュラルな暮らし

らしの中にどこか自然を感じていたい。このパラオの豊かな自然をほんの少しでも身近な生活空間に取り入れられたら、きっときっとナチュラルライフで心地いいはず!
子供が何でもおもちゃにしてしまうように、パラオの自然に触れているとタイムスリップして、面白いほど無邪気な気持ちになって、次々と創作の夢がふくらみます。

 

我が家では、家具やインテリア雑貨、ガーデニングなど自然素材を使って、ぬくもりのある‘手作り感’を楽しんでいます。ちなみに主人は大道具、私は小道具担当、主人が外枠をつくって私がペイント、アイランドテイストに‘和’のスパイスを加えて二人のイメージを形にしていきます。観客席のキャンディ(猫)、ブラちゃん(猫)チビタン(犬)、グレイシー(犬)達も首をつっこみ、皆で一緒に過ごすゆかいな時間です。といっても大げさなことではありません。お互い仕事をもっていると、ついつい慌しく時間が過ぎてしまいがちなので、まとまった時間をかけるというより、家事の合間のちょっとした時間、食後のまったりとした時間に少しずつ作り上げていく・・。でいいのです。

‘普段から材料選びを・・・。’私はこの時間も大切にしています。何気ないお散歩も自然観察すると木の実や植物、貝殻や石ころ達の違った顔が見えてきます。素敵な色や形に出会うとワクワクドキドキ、創作意欲に拍車がかかり、家に飾ったときのこと、お友達にプレゼントした時の顔など想像すると思わず笑みがこぼれます。布やリボン、ワイヤーなども大切なパートナー、ちょっとしたアイデアが魔法のエッセンスとなって主役に生まれ変わる日まで宝箱へと眠らせます。

この小さな発見の繰り返しが大きく作用して、生活を豊かにしてくれるのです。
たとえば窓際のカーテンにオーガンジー風の透ける布を使い、裾の部分にきれいな貝や石ころ、ビー玉を入れてみると風でカーテンがなびいても絵になり、ビー玉達の重みでピシッとする上、自然光を受けてキラキラ輝いて見えます。マングローブの林の地面に張っている、つる状の根をきれいに洗ってカゴを編んだり、リースが作れます。このリースに、香りのよいポプリやアロマオイルを染み込ませたリボンで装飾し、お部屋やドアーに飾れば癒しのアクセントに変身します。タオルかけも無機質なものより流木や枝をニスでコーティングして作ると、まるで無人島の木の枝にシャツをひっかけて乾かしている感覚に似ている気がしてきませんか。

先日、寝起き眼で庭をぶらっとしていると、木陰に手のひらほどの野鳥の巣を発見!!中には小指の第一関節くらいの小さな卵が2個ありました。主人が言うには隣のヤシの木でさえずっている赤と緑の羽のインコみたいな美しい鳥が親鳥とのこと。2週間後には目の前から巣立っていきました。あるときには、ベランダのお花のハンギングバスケットの中に野生の鶏が卵が生み、かわいい2羽のひよこ達とご対面しました。
自家製のバナナ、パパイヤ、パイナップルは小ぶりですが味が濃く自分で収穫すると味わいもひとしおです。

常夏パラオでは、日本の四季に負けないくらい変化にとんだエネルギッシュな自然のドラマが毎日展開されています。何げない生活の中に小さな生命や果実や木々が育っていることを体験を通して学べるなんて贅沢者だと思います。

暮らしの中に自然を取り込んでいく‘ナチュラルな暮らし’は、パラオで出会った素敵な人達との交流の場となり、至福の時間へとつながっていくのです。


 

白石 拓巳

エメシオール中川 享子(キョウコN.エメシオール)
1992年父が幼少期に育ったパラオに父と移住、 旅行業を経て現在、日本大使館勤務、 パラオ人で夫の‘ツトム’はボートチャーター&ツアーサービス 「アイランズ・トレジャー」社を経営、アイライ州在住 
連絡先:email: islandstreasure@gmail.com