オリジナルコラム
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執筆者: hiromi
vol.115 無人島の夜
11501.jpgパラオには北から南まで白砂ビーチが広がる美しき無人島がたくさんあります。そんな無人島の過ごし方といえば・・・シュノーケリングを楽しむも良し。南国な動物・植物・絶景を求めて無人島探検するも良し。ちょっと身軽なパラオ人がいればヤシの木に登ってもらい、もぎたてのヤシの実をいただくのもまた良し。私の至福の時と言えばやっぱりヤシの木陰に吊るしたハンモックでのお昼寝でしょうか。潮風と海の音、遠くで鳴く鳥の声が何とも心地良く、実に贅沢な気分にしてくれます・・・と、無人島の楽しみ方は実に様々でとても紹介しきれませんが、今回はその中でもとっておきの楽しみ方であるオーバーナイト(無人島泊)でのおすすめ体験をご紹介したいと思います。

11502.jpgみんなでBBQや火を囲みお酒を片手に楽しくわいわい語るのはもちろん! ・・・ですが、せっかくの無人島泊。そのまま酔って朝まで寝てしまうのはあまりにモッタイナイ。

新月の夜には月明かりまでもが消え絶好のチャンスです。真っ暗闇の中、ビーチから夜空が見渡せるところ(腰くらい)まで海に入ってみるとそこには別世界が広がっていました。プラネタリウムよりすごい満天の星空です☆どれだけの星が見えるかというと・・・『星座が星に埋もれてる』そんな表現がしっくりくるくらい。星があまりに多すぎてどれが何座だかさっぱり分かりません!人生初の無人島オーバーナイトで見たあの星空にはただただ絶句。「うわぁ?」と口を開けたまましばらく首が痛くなるまで夜空を見上げていました。それだけでも十分すぎるほどの感動でしたが、水面を見てみると水面も何やらキラキラ。真っ暗な夜の海に星までもが水面に反射しているのかと思いきや・・・水中で光っていたのは無数の夜光虫でした。手足を少しパシャパシャするだけでもそのあたりの夜光虫が次々と光だします。自分の動きに反応して光だすのがおもしろく綺麗で、しばらくまた自分の世界にのめり込んでしまいました。

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私のお気に入りの楽しみ方は平泳ぎ。顔を上げたまま平泳ぎをすると夜空には満天の星がキラキラ。そして水中では手の動きに合わせて夜光虫がキラキラ。Wの輝きを同時に楽しむことができ、なんとも神秘的で不思議な世界が広がります。この満天の星空をもっとのんびり満喫したい方には、ビーチにバスタオルを一枚敷いてその上に寝転んでみる、というのもおすすめです。場所や時期、時間帯にもよりますがず?っと続く天の川とその一番先に南十字星までばっちり見ることができます。そして数分?数十分も見上げていれば必ずと言っていいほど星が流れます。何度見ても「あっ!」としか言えずなかなか願い事は唱えられませんが、それでもやっぱり何かいいことがありそうな幸せな気分になります。 満天の星空も夜光虫も写真で紹介できないのがとても残念ですが、この感動は実際に体験した人にしか分からないと思いますので、ぜひパラオの無人島で自分の目で確かめてみて下さい。滞在する無人島によってそれぞれ事前の許可が必要だったり決まり事などもあるのでオーバーナイトを行っているツアーエージェントにご相談のうえ、自分なりの楽しみ方・過ごし方を見つけ極上の無人島泊を味わってみて下さい。時間的に余裕のある方には絶対のおすすめです。何度やっても新たな感動があるオーバーナイト。私もまたいつかパラオでやりたい素敵な体験の1つです。


hiromi

hiromi
2005年3月から4年ちょっとパラオに在住。
2009年3月パラオ卒業生。

 


vol.82 『今、私にできること』

 

話題のサンゴ+今年は国際珊瑚礁年。サンゴのために何してる??何ができる???

 

海とサンゴ礁に囲まれた小さな島国、パラオ。初めてこの海で潜った時、その魚影の濃さ・自然の美しさにすっかり魅了されました。しかし、それは単に他国と比べてだったのかもしれません。海水温の上昇・環境の変化からこの海でもサンゴの白化が進み、住処を失った小魚が減り、小魚を求めやってくるはずの大きな魚も姿を消し・・・「昔と比べると魚が減った・獲れなくなった」と、ずっと昔からこの海を知る人たちは言います。
サンゴを植える⇒小魚が住む⇒大きな魚が戻ってくる⇒美しく豊かな海を次世代に残せるのではないか?そんな逆転の発想から20年前にパラオでサンゴの養殖・増殖・移植という1つの新しい試みが始まりました。

もっと多くの人にこの活動を知って欲しい、参加して欲しい。そんな想いから始まったのが‘MY CORAL’プロジェクト。まず、養殖サンゴの基盤となるドリームポットと呼ばれるセメント部分に名前・夢や希望・メッセージ・絵など自由に描いてもらいます。出来上がったドリームポットに、マザープラント(養殖サンゴの母体)から株分けされた5cm程の小さなサンゴを固定すれば‘MY CORAL’<自分のサンゴ>の誕生!!私のベビーサンゴです。数ヶ月間、手入れをしながら愛情いっぱい育て、十分な大きさ・強さになったらいよいよ移植です。

人ひとりの力は地球からしたらとてもちっちゃなものかもしれません。しかし、そのちっちゃな力=1つ1つの‘MY CORAL’はただの岩山だったポイントをサンゴの森へと変えることが出来るのです。‘ただ保護して守る’では守りきれないサンゴを‘積極的に増やして守る’のです。このサンゴたちは陸上で木々が行っているように、海中に溶け込んでいる二酸化炭素を吸収し、骨格形成のために炭素を閉じ込め(カーボンシンク)、酸素を放出します。木よりも効率よく地球上のCO2を減らすという大役をも担っているのです。実際にサンゴの骨格の11.2%は炭素だという研究結果も出ています。

私がこの活動に携わるようになった頃に移植したサンゴは3歳半になり、もう立派な枝やテーブルを力いっぱいパラオの海に広げています。養殖サンゴも自然のサンゴ同様、立派に定着し成長するのです。自らの手で育て移植したサンゴたちが大きく元気に育ち、そこに小さなカニや小魚が住み着いているのを見つけると何とも言えず嬉しくなります☆皆さんもサンゴを育てる・サンゴの里親になるこの感動を是非味わってみて下さい。この活動は日本からでも、海なし県からでも参加できます。大きく成長したサンゴの卵は海流にのり、近隣各国を経てやがては日本の海にもそのサンゴの子孫がたどり着くそうです。自分のサンゴが日本から3000km離れた南の島で日々成長し、小魚を守り、地球環境を守り、やがてその子孫が日本にたどり着くなんて考えるだけでもちょっとステキでしょ?

地球のために『今、私にできること』
‘小さなサンゴの苗から始める海・地球への恩返し’


 

 

 

hiromi

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ロカール会社‘LIGHTS’に秘書兼コーディネーターとして勤務。本業の傍らCORALSAVERSとしても活動中。
www.coralsavers.or.jp
青い空・白い雲・碧い海・白いビーチ・色とりどりのサンゴの森・常夏の太陽・満天の星空&南十字星・夜光虫・潮風・波・ジャングル・ヤシの木&ヤシの実・・・南の島大好き娘。南の島歴:4年目。